どーもマロでやんす(●´ϖ`●)
本日は「グッドナイトマミー」でございます。
【あらすじ】
人里離れた田舎の一軒家。
9歳になる双子の兄弟は整形手術を終えた母の帰りを待ちわびていたが、帰ってきた母親の頭部は包帯で覆われていた。
以前まで優しかった母親は別人のように冷たくなり、兄弟は本当の母親なのかと疑い始める。
正体を確かめるべく、兄弟は女を試す行為に出るが・・・
とうもろこし畑を走る子供。
「アーバンハーベスト」を思い出しました。
まぁそれはさておき今作「グッドナイトマミー」
この映画勘が良い方やホラーを見慣れている人には始まってすぐにオチが読めてしまうという痛い点があります。
僕も冒頭の時点で読めてしまったので若干ラストまでが長く感じました。
これ恐らく初見の方でも中盤までにはオチが読めてしまう。
それほどあからさまな演出がちょっと気になりました。
ただ予想外だったのが後半の
ファニーゲーム展開
前半は別人かもしれない母親の存在を子供たちからの目線で描く。
母親の異質感を上手くに映し出せていて、確かに恐いと思うシーンもあります。
全体的に静かな映画なだけに凄く印象的。
しかし一変。
後半では狂気に満ちた子供を母親の目線から描き、前半とは立場が逆転した恐怖を味わうわけです。
子供が母親を痛めつけるっていうシチュエーションは中々良い。
本当の母親を返して欲しいという純粋な気持ちで拷問をする子供と、本当の母親であることが子供に伝わらない母のすれ違いが凄く怖い。
ここから一気にラストへ進んでいきますが、母から言い放たれるオチはもうなんの効力もない。
まぁネタばらしは意外と雑だったので制作側もそこはそんなに重要ではなかったのかもしれませんね。
むしろ丸焼きにされる理不尽なラストこそが重要だったんでしょう。
ただ、子供と母親の関係が掘り下げられていない分、ラストの母親には感情移入がなかった。
幸せだった頃の家族、母親を描けていたらもっと絶望的で深い映画になっていた気がします。
僕的には自分勝手、そして子供と向き合わなかった母の末路にしか見えませんでしたから・・・
全体的な雰囲気は凄く良いんですが雰囲気でラストまでゴリ押ししてしまった点が残念です。
★★☆☆☆
お母さんにちょっと嫌なことをされても
ゴキブリを食べさせるのを真似しちゃダメ!ゼッタイ!
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