どーもマロでやんす(●´ϖ`●)
本日は「劇場霊」でございます。
【あらすじ】
芸能事務所に入って5年、いまだ役に恵まれない若手女優の沙羅は新作舞台の脇役で出演することに。
主演の篠原葵や同じ脇役の野村香織らと共に連日稽古に打ち込んでいたが、劇場でスタッフの女性が変死体で発見される。
その直後、今度は葵が転落事故で意識不明の重体に。
葵の降板を受け、沙羅は急遽主演に抜擢されるが稽古中、舞台に置かれた人形が動き出すのを目撃。
彼女は美術スタッフの和泉と事件の真相究明に乗り出すが・・・
主演島崎遥香、監督は「リング」「仄暗い水の底から」などの中田秀夫。
全開の「クロユリ団地」の汚名返上するべく、今回は人形が動きまわるというホラー映画となっております。
舞台で起こる不可解な出来事、女同士の嫉妬。
「女優霊」や「リング0 バースデイ」を思い出しますね。
しかし最近の邦画ホラーは問題作が多いため同じような題材でも見事にぶち壊してくれます。
今回も、せめて出だしだけは良い雰囲気で始まってくれ!と願ってはいましたが
安定の駄作臭
松明を警察に簡単に取り上げられてしまうおじさんに失笑。
っていうか主演の島崎遥香にも同じく失笑させられるわけなんです。
笑う・怒る・悲しむ、全ての表情が同じ。
更に演技が上手くないときたから、舞台設定が台無し。
そろそろアイドル主演も本格的に考え物だと思う。
ではホラー部分はどうかというと同じく否。
設定がどうとかとか演出がどうとかとか以前に
そもそもラブドール見せられて誰が怖がるのか?
ラブドール目線のシーンなんてもってのほか。
なぜわざわざ興ざめするようなシーンを持ってくるの理解に苦しむ。
人間を襲う理由も、とある人形師の心優しい娘が事故死した際に人形の体を与えたら暴走したという意味不明なもの。
肝心の怨念や恨みといった要素はどこに消えたのやら。
そして動けば動くほど、人間を襲えば襲うほどマイナス要素が大きくなっていく人形。
後半では人間たちの精気を吸い、顔面からは筋肉が剥き出しヘルレイザー状態、もはや霊ではない怪物に。
これで派手に人が殺されていけば、まだそっち系のホラーとして可能性はあったかもしれない。
勿論そんなのありません。ですがさすがラブドール
覆いかぶさるだけ
劇場というタイトルを生かせず、ストーリーは薄っぺら、主演の演技はダメだし、怖くない。
果たしてホラー映画と言える映画なのか?
結局クロユリ団地同様、海外ウケを狙ったような中途半端な演出とAKBファンの子供達をカモにするために、制限された表現の中で作られた映画が面白いわけがない。
別に変わり種が嫌いなわけではないですが、古臭くても昔ながらのJホラーというものを感じさせてくれる映画を1本ぐらい作ってくれてもいいんじゃないかと切に思います。
ただでさえ中田秀夫監督には小学生の頃「女優霊」や「リング」などで痛い目に遭わされているだけに最近のホラーの劣化具合が痛ましい。
子供の頃に感じていた伽椰子や貞子などのビジュアル的怖さ。
大人になって見返した時に分かる深いストーリーから来る怖さ。
そんなJホラーが観たい・・・
海外に持って行くことは一旦忘れて、まずは自国の方々を怖がらせることに専念するべきじゃなかろうか?
柳ユーレイが出ていなければもっと評価は下がっていたでしょう
★★☆☆☆
現在公開中の「のぞきめ」
別にAKBのアンチでも大ファンでもありませんが公開している以上、期待したい、応援したい。
頑張れ整形マシーン
Amazonビデオ・Blu-rayはこちらからどうぞ