どーもマロでやんす(●´ϖ`●)
本日は「リング」でございます。
【あらすじ】
都市の人々の間に急速に広まっていく見ると死ぬビデオテープの噂。
テレビレポーターの浅川玲子は姪の死をきっかけを調査するうちに、偶然そのビデオテープを見てしまう。
1週間後に死ぬという呪いを解くため、別れた元夫の高山竜司と共にビデオについて調査を始める。
そのうちに「山村貞子」という女性の存在を突き止めるが・・・
今や誰もが知る「山村貞子」
その怪物的キャラクターを強く印象づけた映画こそ「リング」でございます。
原作に忠実なテレビドラマ版。(VHS)
原作との設定の違いが多々あるが、ホラー色が強い映画版。
小学生の時にどちらも観ていましたが、小学生の自分には理解するのが難しいドラマ版より、映画版のほうがド級のトラウマを植え付けられたということは言うまでもないでしょう。
原作も読みましたが僕的にはどちらのほうが上ということもなく、原作は原作で面白いし、映画は映画で怖いと思えます。
っということを踏まえて10年以上の時間を経て、再度観賞。
やっぱり貞子は伽椰子なんかよりも怖い
若かりし竹内結子の変顔が見れていなければ夜一人でトイレに行けないトド松だったでしょう。
現在のJホラーというと
役者が下手、テンポが悪い、音楽が適当、怖い=音量というお決まりのパターンが定着しているわけですが、やはり昔のホラーは秀作。
その中でも「リング」は凄く丁寧に作りこまれている映画だと感じます。
音楽で嫌悪感を感じ、映像から伝わる冷たい雰囲気、一度見ると頭に残るビデオの映像。
ここに死のタイムリミットに迫られて行く恐怖が追加される。
貞子がラストまで直接的に登場しないことも重要なポイントではないでしょうか。
物語が進行していくに連れて貞子という人物像が色々な人の情報やアイテムから作り上げられていき、気がつけば「貞子」という存在が恐ろしい物に感じてくる。
そしてテンポの良い進行で謎を解きながらラストに向かい、呪いは解けたと安心させてから
ラスボスを登場させる
この不意打ちが何よりも怖い。
テレビから出てくる大胆な演出は今でこそ普通に見れましたが、電源の入っていないテレビにゾワゾワとした感覚を感じたのは久しぶりかもしれませんね。
恐らく邦画のホラーで心から怖いと思えた作品は「リング」以降ありません。
故にクロユリ団地と劇場霊の駄目っぷりが切ないのです。
ミステリー部の惹きつけるような面白さ、1週間後に死ぬという理不尽さ、ラストのどんでん返し。
多少早歩きではあるものの「怖い」というポイントはしっかり押さえてくる。
僕は淡々とした「女優霊」よりも見応えのある「リング」派です。
「リング」を観たことがない若者には是非観てほしい映画ではあるし、興味があれば原作も読んでほしい。
貞子3Dがこわーい、呪怨ザ・ファイナルがこわーい。
ふざけるのも大概にしなさい
★★★★★
僕の実家には家の中に井戸があり、ブラウン管のテレビが現役で何を録画しているか謎のビデオテープが大量にあります。
そりゃトラウマにもなるだろうが!
Amazonビデオ・Blu-rayはこちらからどうぞ