どーもマロでやんす(●´ϖ`●)
本日は「恐怖ノ白魔人」でございます。
【あらすじ】
親友同士のダン、トムとビクターの3人は、学校を抜け出して、長年放置されて廃墟となった映画のロケスタジオに忍び込むことを計画する。
廃墟に辿り着いた3人だったが、そこで彼らが目撃したのは謎の男が女性を拉致している現場だった。
間一髪で廃墟を抜け出した3人は無事に家に帰り着くのだが、彼らの後をつけてくる男の存在があり・・・
監督はジュリアン・モーリー&アレクサンドル・バスティロ。
この2人といえばまぁ「屋敷女」なわけです。
そして次作の「リヴィッド」
「屋敷女」では直球スプラッターを「リヴィッド」ではゴシックファンタジーと全く異なる作品を撮り、今回新作である「恐怖ノ白魔人」では闇のスタンドバイミー。
青春ドラマ系ホラーなわけです。
ちなみに「リヴィッド」は個人的に絶賛させてもらった作品でございます。
気になる方は下のリンクより過去のレビューを御覧ください。
リヴィッドのレビューブログ
本当にこのコンビの映画は新作と聞くと異様にワクワクさせられます。
万人受けする内容ではないですが、ツボな人にはツボな独自な世界観。
今回は子供が主役、そして何か得体の知れないものに襲われるという何とも懐かしい匂いのする話なだけに期待値は高かったですね。
冒頭からベアトリス・ダル。
ジュリアン・モーリー&アレクサンドル・バスティロ作品には毎度恒例の役者となりました。
ベアトリス・ダルの怪演始まる攻撃力。
家庭環境に悩みを抱える子供たちの青春。
廃墟になった映画のロケスタジオに忍び込むという憎い演出。
中盤〜終盤にかけてからは白魔人家族vs家族という展開。
正直ホラーとしてはさほど怖さを感じないですが、白魔人が子供から女の人まで容赦なく暴行する様が
別の意味で怖い
白魔人も中途半端に白塗りにおじさんが下半身までしっかり丸出しなので
別の意味で怖い
白塗りのおじさんが出てくるまでは標準的に面白く、観やすい映画ですが、登場後は失速気味。
スプラッター要素もかなり控えめな分、雰囲気で勝負したいというところでしょうが、後半の無理な展開が雰囲気をぶち壊してしまい残念な方向に。
結局色々な要素を混ぜたものの全てが中途半端に消化されるためまとまりのないものになっていますね。
何より主人公の成長をあまり描けていないため、前半のドラマが薄くなってしまった点が残念です。
しかし、何が飛び出すかわからないミクスチャーバンド的なこの監督の色は健在なので「屋敷女」「リヴィッド」を観ている方にはとりあえず観てほしい作品です。
まだまだ僕は次回作も期待しますよ!
★★★☆☆
この映画の名場面は
「アイアンマーン」のとこでしょう!
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