どーもマロでやんす(●´ϖ`●)
本日は「らせん」でございます。
【あらすじ】
医師の安藤は亡くなったかつての同級生、高山竜司の司法解剖を任される。
解剖の結果、高山の胃の内容物の中から、数字が羅列された紙切れを見つけた。
そんな中、安藤は第一発見者の高野舞と出会ったことから、高山の死因は呪いのビデオテープに原因があると知るが・・・
呪いビデオテープの恐怖を描いた「リング」
その呪いを医学的に解明する「らせん」
やはり映画「リング」の怖さが十分に伝わった方ほど「らせん」は駄作扱いになるでしょう。
なぜわざわざ興ざめするような話にするのか?と。
確かに当時、同時上映だった本作を映画館で観ていたらそう思っていたかもしれません。
そもそも原作の設定を大きく変え、ホラー映画に仕上げた「リング」と原作に忠実な「らせん」が混ざり合うはずがない。
ハッキリ言ってホラー映画として「リング」を楽しめた人は「らせん」を飛ばして「リング2」を観たほうが無難です。
かと言って僕は決して駄作映画だとは思いません。
全体的に落ち着きのある映画ではありますが、主人公の心理描写なども丁寧に表現されています。
二転三転していくストーリーでラストまで引っ張り、「リング」とは全く異なる余韻を残して終わる。
貞子役の佐伯日菜子も中々のハマリ役です。
やはり原作の貞子の雰囲気も中々怖い。
ただ、原作を知らない人には説明不足な点が多いため、唐突な展開やワードで混乱するかと思います。
多少なりとも原作の知識があれば楽しめる内容になってはいますが、クセのある内容だけに大きく人を選ぶ作品であることは間違いないでしょう。
しかし、その独特の雰囲気にハマることができれば実は楽しめるスルメ映画なのです。
「リング2」や「バースデイ」、「貞子3D」などシリーズはありますが、僕の中では「らせん」以降の作品は全ておまけ。
★★★☆☆
ホラー要素がほぼ皆無な本作ですが
井戸の中に黒井ミサは十分に怖い
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