どーもマロでやんす(●´ϖ`●)
本日は「残穢」でございます。
【あらすじ】
ミステリー作家である「私」のもとに読者の女子大生・久保から一通の手紙が届く。
久保の住むマンションの一室で奇妙な音がするという内容に興味を持った「私」は調査を開始する。
すると、そのマンション・土地の過去の住人たちが自殺や心中、殺人など、数々の事件を引き起こしていた事実が浮かび上がる。
さらに調査を進めるうち、全ての現象に「穢れ」が関係していることに気が付くが・・・
近年では強いインパクトの有るキャラクターで怖がらせるホラーが多い中、怪談話のようにじわじわと来る怖さを押したホラー映画。
とは言ってもミステリー要素が強いため、ガッツリのホラー映画を意識して鑑賞すると少々肩透かし。
怪奇現象の原因を探るため、その土地に住んでいた過去の住人を追っていくという展開は中々新鮮であり、徐々に話が繋がっていくにつれて何とも不思議な恐怖感を感じる。
この淡々とした独自の世界観を味わうことができれば、実はそこそこ怖いホラー映画なのかもしれない。
しかし、この世界観にのめり込むことができなければ、怖さもない、面白くもない、ただ長ったらしい映画と言われても間違いではないでしょう。
役者がまともでなければ、なお悪かった。
正に紙一重の映画
僕は福岡の田舎に住んでいる身なので、炭鉱や座敷牢、床下など妙にリアリティのあるワードにゾクゾクと感じるものがあります。
都会に住んでいる人にはあまり身近に感じない内容ではないでしょうか。
それほどに的を絞られた内容なのでそのまま貫いた展開を望んでいましたが、最後の最後で
ただの怪物ホラーに
話を広げすぎて収集がつかなくなり説明不足も気になる後半。
せめて雰囲気だけでも貫き通して欲しかったですが何故か唐突な犠牲者を出すという・・・
しかもほぼ関係ないやつが
エンドロール中の映像も悪くなかっただけにまぁ残念なラストではありますが、インパクト勝負のホラーばかりで疲れたそこのあなた!
この変わり種作品を箸休めにでもいかがですか?
★★★☆☆
「リング」では貞子の犠牲になってしまった竹内結子。
今作では
「今何時ですか」おじさんに捕まった!
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