前作「ラスト・エクソシズム」のエンディング直後から物語が進行する「ラスト・エクソシズム２」
一作目の雰囲気や演出が好きな方には残念なことに全くの別作品に。
設定は引き継がれていますが、POV方式は排除、ネルのその後を描く流れ。

そのせいもあってか「ラスト・エクソシズム」の色は完全になくなり、ただの音がうるさいホラー映画に。
冒頭は良い出だしを想像させられるものの、そこから後半までは悪魔にしつこい程嫌がらせを受けるネルを見続けるだけ。






















完全なるストーカー映画であった



















ネル役のアシュリー・ベルも17歳を演じるにはかなりキツイ外見になってしまったので、ストーカーされるのを見守るのも複雑な気持ち・・・とは言え前作同様迫真の演技力ではありますが。
ただ、悪魔に憑依されるシーンというのがほとんどないので残念。

かつ、肝心のエクソシズムシーンも本当にラストだけ。
タイトル通り「ラスト・エクソシズム」になったワケです。


前作が好みだった方には確実に面白みのない映画、かと言って2から見ると前作からの引き継ぎ要素で伝わらないところもあるため、楽しみづらいという微妙な立ち位置の映画でしょう。

ただ個人的には前作にもそれほど思い入れがなかったので、むしろ今作のほうが総合的には

















楽しめた














とんでもなく無能な霊能者に身勝手な決断をされるネルに感情移入もできる。
前半こそ退屈ですが後半からのキャリー展開が好き。
友人に幸せな生活を壊され、愛する人をも奪われたネルの復讐劇。
ラストがかなり酷かった前作に比べれば今作のほうが意外性は多きい。

ただもう一度言いますが完全に別作品。



★★★☆☆



この作品を







キャリー３と言ったほうがしっくりくる





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