どーもマロでやんす(●´ϖ`●)
本日は「ライチ☆光クラブ」でございます。
【あらすじ】
光を失った町、螢光町。
螢光中学に通う「光クラブ」の9人の少年たちは町の廃工場で最強の兵器を完成させた。
その兵器は「ライチ」と名付けられ、少女の捕獲を命じられる。
そして美しい少女カノンの捕獲に成功。
最強の力と永遠の美を手に入れた光クラブであったが、メンバー内には裏切り者が潜んでおり・・・
原作は古屋兎丸の漫画「ライチ☆光クラブ」
独特の世界観とストーリー、スプラッター描写も多い作品。
実写化の本作では「ライチ☆光クラブ」の物語を主軸に「ぼくらのひかりクラブ」の内容を織り交ぜながら少年たちの愛や葛藤を描くのですが・・・
少年?中学生?14才?どれも当てはまってないじゃないか!?
エロ要素もあるだけにしょうが無いことだと分かっていても、ガッシリとしていて女性的とも言えないジャイボが全く入ってこない。
ヒソカと言われても納得しそうだった。
とは言え原作にかなり忠実に作られているため全体的な再現度は高い。
個人的には雷蔵の再現度、ダフのあのシーンは中々頑張った。
同じくスプラッターシーンも近年の邦画の中では頑張っている方。
しかし、それでも原作ほどのグロさはまだまだ足りていない。
先程言ったとおり再現度は高く、原作ファンはそこそこ楽しめる作りになっていますが初見の方には厳しい作り。
原作で肝心のシーンをつぎはぎしたようなダイジェスト的な作りなだけにキャラクターの心境が分かりづらく感情移入がしづらい。
また、ぼくらのひかりクラブの内容を中途半端に挟んだことで逆に友情物語が薄っぺらくなってしまったことが残念。
中途半端な説明は全て省いて突き詰めた狂気の世界を描いたほうがより忠実だったのではないでしょうか。
描きたい点を欲張りすぎてまとまりがない。
実写化の都合上、一部内容の改変は致し方ないことと心得てはいますが、ゼラの死、ラストはどうしても気に食わない。
わざわざ便器を出しておいてその便器を使わないとは何たること。
ゼラが便器で突き刺されることに大きな意味があるはずなのに、それを変えると意味がない。
そしてカノンとライチにだけ焦点を当てたラスト。
光クラブという肝心のキーワードが生かされていない点はがっかりとしか言いようがなかった。
まぁだからと言って決して悪い実写化ではありませんが、なんとも惜しい作品でしたね。
肝心なところを描き足りないシーンが多すぎたという印象。
なお、原作を未読での観賞はオススメしません。
とりあえず本作を通して僕が気がついたのは
実写・原作共にデンタクが好きなことには変わりないということ
★★☆☆☆
原作では重要な燃料資源として使用されるライチ畑。
本作ではライチの木が1本だけ・・・
絶対足りないララライチ
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