どーもマロでやんす(●´ϖ`●)
本日は「戦慄病棟」でございます。
【あらすじ】
10年以上も放置され廃墟となった元精神病院。
かつてそこでは障害や精神異常の子供たちを集め、悪魔払いの人体実験などを繰り返し、大勢の子供が亡くなっていた。
パトリックは友人に誘われ、その廃墟で開かれるパーティーに、弟のロリーと参加することに。
彼らは廃墟の噂を確かめようと、遊び半分でロリーを媒体として交霊会を始めるが、ロリーの体に、本当に異変が起こり始めてしまい・・・
監督は「テキサス・チェーンソー」やリメイク版「13日の金曜日」のマーカス・ニスペル。
「戦慄病棟」というタイトルのせいかパッとしない作品ではありますが、「退院したい!退院したぁぁぁぁい!」という謎のセリフが印象的ですね(実際本編とは何の関係もないセリフですが・・・)
さてさて本作品、一言で言うとティーン向けあっさり系ホラーといったところ。
過激な表現もほとんどなく、昼間の場面も多いため、怖さも半減。
本題に入るまでの前置きが短いのはありがたいですが、その分悪魔に取り憑かれた主人公の弟と登場人物らとの攻防が長々と時間を取ってしまい、話が一向に進まないため結果としてはストレスに。
中盤からは悪魔がほかの登場人物たちに乗り移っていくことで前半の「エクソシスト」展開から「死霊のはらわた」のようなドタバタ劇に変わっていき、ラストはちょっとしたどんでん返しで締める。
決して楽しめないわけではないですが、様々な要素を欲張りすぎてただゴチャゴチャした内容に。
ゴチャゴチャしたと言えば先日レビューを書いた「キャビン・フィーバー」ですが、こちらは世界観がきちんと統一されている中での遊びであるため成立していましたが、本作は完全に
ウケそうな内容をとにかく突っ込んだだけ
まぁ設定もありきたりで目新しさもなく、内容もほとんどありませんが、ながら見するには決して悪くない。
夜中に放送する映画でよくある「部分的」に面白いが内容は覚えてないレベルといったB級映画でしょう。
監督の歴代作品と比べてしまうとかなり劣ってしまっているため、大人しく「テキサス・チェーンソー」辺りを観賞したほうが無難なのでは?
★★☆☆☆
悪魔に取り憑かれた自分の弟は傷つけないのに後に取り憑かれた友人は躊躇なく殺めてしまう主人公。
本当の悪魔は誰なのか考えさせられる映画でしょう
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