イーライ・ロス監督のデビュー作「キャビン・フィーバー」
今作はその「キャビン・フィーバー」をイーライ・ロスプロデュースでリメイクした作品となります。


オリジナルの脚本を流用しているとのことで、オリジナル版にかなり忠実に作られている作品ではありますが、登場人物の死に方が若干変わっていることや、保安官ウィンストンが女性に変わったことなど微妙な変更点はあります。
ちなみに冒頭の犬の名前は



















パンケーキ
















まぁファンサービスですね。
個人的にはリメイク版カンフーパンケーキが見たかったところでしたが、残念ながらカンフーなし。


全編を通してシリアス路線で物語を描き、オリジナル版のユーモアさが完全に無くなった本作。
オリジナル版とほとんど変わらない流れなために同じシーンでも味気なくなったような印象を受けたシーンが多い。
また、肝心のスプラッターもリアルになったものの、伝染病に嫌悪感を感じるような生々しいものではない。
唯一、浴室カミソリシーンは良い出来ではありましたが、痛々しさという点ではオリジナル版に劣る。
ハッキリ言って中途半端な死に方の変更はほとんど失敗と言っても過言ではないでしょう。
特にカレンね・・・





















特にカレンね！！！




















せっかくの女性ウィンストンも意味深に登場するだけで何も意味を持たず、ラストもエンドロール中のSNSシーンも何が伝えたかったのか分からず蛇足。


正直なところオリジナル版から面白味だけを抜き取った劣化版で退屈でした。
これなら(リメイク版)平気で水を飲めます。
見終わった後に水を飲むのを躊躇してしまうほどの丁度よい汚さを演出するオリジナル版が秀作でしたね。



★★☆☆☆



ホラーリメイクは止まりません。
その勢いで早く公開してくれ！






ヘルレイザー！





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