どーもマロでやんす(●´ϖ`●)
本日は「口裂け女 IN L.A.」でございます。
【あらすじ】
ロサンゼルスでは日本の都市伝説「口裂け女」の噂が広まっていた。
そんなある日、クレアは友人のモニカと外出中に得体の知れない何かの存在を察知する。
その瞬間、クレアの目の前でモニカは突然刃物で切り刻まれたような傷だらけの状態で死んでしまう。
以来クレアは口裂け女の悪夢に悩まされるようになり、疑心暗鬼の末、都市伝説研究者の姉であるサラが口裂け女ではないかと疑い始め・・・
口裂け女の新シリーズで今度はロスでハサミを振り回すのか!と期待を膨らませていましたが、シリーズとは無関係。
新人を含む4人の日本人が監督したまさかのオムニバス形式のホラー映画。
外国人ウケを意識しているためか口裂け女のほか、こっくりさんや陰陽師などの日本らしい要素はもちろん、ゾンビや悪魔と洋テイストも盛り込まれている。
アニメオタク、メイドカフェ、イナゴ喰いなどの日本文化?の描写も外人には楽しい限りではないでしょうか。
外人にはね
口裂け女の話を主軸としてこっくりさんや陰陽師、ウメコと3本の話が展開されるわけですが、これらは独立した話ではなく、最終的には部分的に口裂け女の話に繋がりを持つというもの。
上手く行けば悪くない構成も全くまとまりのない本作は確実に失敗していると言っても過言ではないほど荒い作り。
話を単体で見れば「ウメコの友達」なんかは決して悪くはない。
あからさまに貞子の容姿と呪怨の演出をパクる清々しさとケンのイナゴ喰い、そして不気味さのかけらもないウエスタンな丑の刻参りなどインパクトはある。
ただ、日本人の監督が丑の刻参り(こっくりさんもそうだが)のルールを壊すなよと若干呆れてしまう。
低予算をカバーするためにも監督本人(ケン役の方)までもが狂気じみた演技を試みたようですが、演技や演出、カメラワークなど総合して学生の自主制作映画とほとんど変わらない残念な出来。
肝心の口裂け女の話は何度も同じシーンでほとんど進展せず、ただストレスが溜まる。
ラストも意味深と言えばよく聞こえるが単純に意味がわからない。
何度か見れば少しは納得できるようなラストの解釈が得られるのかもしれませんが
確実に次はないでしょう
★☆☆☆☆
L.A.なのに!!!
L.A.なのに!!!!!
L.A.が少しも感じられないんだ!!!(本当にL.A.なんだろうか?)
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