どーもマロでやんす(●´ϖ`●)
本日は「クライモリ デッド・ビギニング」でございます。
【あらすじ】
1974年、ウェストバージニア州。
その森の奥にある療養所では、猟奇的な人食い一族が監禁されていた。
しかし、檻からの脱出に成功した彼らは手当たり次第に医師たちを惨殺していき、療養所は地獄と化した。
30年後、森に遊びに来ていた数人の大学生は吹雪に遭い、偶然見つけた廃墟へと逃げ込むが、そこは人食い一族が巣食うあの診療所だった・・・
「クライモリ」シリーズの4作目にあたる本作。
ビギニングというだけあって殺人兄弟の出生秘話などを多少なりとも掘り下げて話が展開されるのかと思っていましたが、全くもっていつもの「クライモリ」
回を追う毎にこいつらの素材を少しずつ小出しにするから自分達で勝手に想像しとけ!
そんな声も聞こえる気がします。
しかしそこまでの愛情は持てない「クライモリ」シリーズ。
1、2作目辺りまでの雰囲気でやれると愛も芽生えるのかもしれませんが・・・
今作は冒頭の施設内暴動シーンが何よりも力が入っているため一番の見所になっている。
ヘルレイザーを思わせるスプラッターもあり意外にも楽しめた。
しかし、冒頭にインパクトがありすぎたのか、その後の展開は薄味。
基本的には決して外さないベタな展開が続くため、ある意味で安心感のある流れではあるものの、4作目なだけあって同じような展開がダラダラと続き中盤まではダレ気味。
女性軍団が包丁片手に食人兄弟を追い詰めるという面白展開があるのが救いですが、以降主人公とその他登場人物の頭の悪さが炸裂するため、妙なストレスが溜まる。
人肉オイルフォンデュは痛々しくも笑える演出だったが冒頭とそのシーン以外はさらりとしたスプラッターばかりなので、スプラッターをメインとしても初期作より劣りますね。
多少なりとも終盤で主人公らの反撃を期待していたのですが、頭の悪さが健在のまま全員が昇天してしまうので、この手のホラーに重要なカタルシス的な面白さが皆無な点が残念。
6作目までこのノリが続いてしまうため、さすがに7作目は厳しいのでは?
やはりこのシリーズに必要なのは
間違いなく軍人である
★★☆☆☆
「クライモリ」なのに終始廃墟。
邦題が足を引っ張ってる感を感じる現26歳(ΦωΦ)
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