どーもマロでやんす(●´ϖ`●)
本日は「ブレア・ウィッチ」でございます。
【あらすじ】
アメリカのメリーランド州にあるブラック・ヒルズの森。
20年前その森で消息を絶った姉ヘザーの行方を探るため、弟のジェームズは友人のピーターやリサらと森に潜入することに。
しかしその森はブレアの魔女の伝説が語り継がれるいわくつきの森であり・・・
1999年に低予算ながらも記録的ヒットを叩き出した「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」
本作は2作目のリベンジとも言える正統続編。
「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」と言えば当時まだあまりメジャーではなかったPOV方式の走りであり、以降の作品に大きく影響を与えた映画。
元祖POVの食人族同様、実際に映画を見た人達が「ホンモノ」の映像と錯覚し恐怖したのではないでしょうか。
しかし、今では完全にモキュメンタリー作品だと浸透している以上、当時と同じ恐怖は味わえない。
そこで今回の続編の打開策として
お化け屋敷系ホラーにしちゃえ!
っとせっかくPOVのレールを引いた作品がオリジナリティのかけらもない映画となり、とにかく何でもありだった「グレイヴ・エンカウンターズ」と大差ない作品となってしまっているのは残念でなりません。
ストーリー展開も1作目とほとんど同じことを繰り返しているだけ。
所々の演出も1作目を意識している作りになっているためファンサービスともとれるシーンもありますが、それにしても代わり映えしない。
今作で初めてクリーチャー的な何かがほんの少し登場しますが、そんな「ディセント」的な要素を誰が望んだのであろうか?
個人的にはおどろおどろしい魔女が見たかったというのが本音。
ラストの未知との遭遇的シーンも謎で仕方がない。
投げっぱなしのラストも健在。
そこは予想通りでありますが、それにしてもブレアウィッチに関しての謎の解明が少しも進展せず、1作目から平行線のままなのはいただけない。
何のための続編なのか?
ただただギャーギャーうるさいだけの映画であり、一作目のオマージュが悪い意味での古臭さを醸し出してしまうため、既に出てきているPOVホラーに力負けしてしまっている凡作。
続編と聞くよりはリメイクと聞いたほうが聞こえの良い内容だったのではないでしょうか。
これを機に中身のないPOVホラーが減っていくことを願うばかり・・・
★★☆☆☆
足を負傷しても全力で走り、傷口から虫が出てきてもお構いなし!
ドローンのためならそんな足でも木も登るアシュリー。
本物の魔女はお前だ!
Amazonビデオ・Blu-rayはこちらからどうぞ