妹に送った「かつら」に宿る霊によって、姉が踏んだり蹴ったりの惨事に見舞われる韓国産ホラー。
韓国産ホラーは雰囲気作りがどの映画も上手いですが、もちろん本作「鬘」も雰囲気の作りが良く、じめりとした空気感を演出するのも上手い。
しかし前レビューの「屍憶」同様、アジアンホラーらしいスローテンポな流れがダレやすくもある。


髪の毛繋がりで「エクステ」のようなとんでもホラーを期待すると本作の静かさには耐えられないのではないでしょうか。
ただ、合間にインパクトの強いシーンはいくつか用意されているため、内容はさておき何だかんだで最後まで見れてしまう。


中盤までの内容は個人的には



























「富江」

























富江の髪の毛を頭に付けたら徐々に富江化した話あったなぁと思いながら観賞(ΦωΦ)



























要はそんな話です
























内容の割には基本的にTHEホラー映画であるため目新しさなどはなく演出もお決まりのパターン。
中々物語が真相に近づかないなと感じてくる頃に唐突に姉が動き出し、ラストに向かっていくのですが、物語を長々と引っ張りすぎたためか逆に「なぜ今なんだ？」と姉の心境が掴みづく、かなり駆け足で真相を明かすので状況が把握しにくい。


意外性はあるラストですが、納得のいかない点が多く存在するためどうしても力押しとしか感じられない。
絶望的に描きたかったのでしょうが三角関係やら彼氏が男性との不倫やら主人公の事故やらと、お涙頂戴要素満載の韓国ドラマ風ホラー映画。
医師からの電話は思わず笑ってしまうほどお粗末でした。はい。



★★☆☆☆



鈍器最強武器は








父のカメラですかね。はい。





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