どーもマロでやんす(●´ϖ`●)
本日は「鬼談百景」でございます。
【あらすじ】
真夜中の三時。
とある男女を乗せた車は噂の心霊スポットを巡りながら、怪談話で盛り上がっていた。
そんな中、トンネルを越えて、田舎道を走っていると、その先に白い服を着ている女の姿が見えた。
不気味な気配を感じ取りながらも速度を上げて女を追い越そうとしたのだが・・・
「残穢」の原作者・小野不由美による百物語怪談を映像化したホラー映画。
全10話からなるオムニバス作品となっており、「残穢」の中村義洋ほか、「貞子vs伽椰子」の白石晃士や「劇場版 零」の安里麻里ら6人が監督をしている。
また、作中のナレーションは本編と同様竹内結子が担当しているため本編とのリンクを意識した作りになっている。
1話の短さが程よく短編な分、怖さや不気味さが詰まった作品が多く、思っていた以上にストレートに怖いと思える作品もある。
「世にも奇妙な物語」風なものから「都市伝説」風な作品も用意されているため比較的飽きずに見られるのではないでしょうか。
特に
「追い越し」
「影男(かげおとこ)」
「尾(つ)けてくる」
「続きをしよう」
は個人的に良作で、どの作品もリアリティさと怪談チックな物語が現実味臭い怖さを醸し出す、本編に近い作り。
本編の雰囲気が好きな方にはオススメですね。
しかし、その他の作品は本編の雰囲気と大きくかけ離れたような普通のホラーであったりリアリティのかけらもないような都市伝説物だったりとコンセプトと違うと思える作品が多数存在しているため、本編の雰囲気がハマった身としては中盤からラストの話までは蛇足。
それぞれ監督も違うので難しいでしょうがもっと一貫性のある作品であればもっと作品に入り込めたのではと残念。
ブレず怪談が見たかったのが本音ですかね。
★★☆☆☆
ホラーはコメディと紙一重とよく言いますが「追い越し」は
大いに笑いましたよ
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