どーもマロでやんす(●´ϖ`●)
本日は「IT/イット」でございます。
【あらすじ】
1989年夏、少年ビルの弟ジョージーが大雨の日に出掛け、大量の血痕を残して姿をくらます。
1年後、ビルは弟のジョージーを探すため仲間と探索を続けていた。
そんな彼らの前に謎のピエロ「ペニーワイズ」が姿を現す。
ジョージーが行方不明になって以来、町で多発している行方不明事件の元凶はそのペニーワイズの仕業だと突き止めたビルらは子供達だけで戦うことを決意するが・・・
スティーブン・キング原作の小説を映像化したホラー映画。
監督は「MAMA」のアンディ・ムスキエティ。
本作は1990年にテレビ映画化された「IT」のリメイクとなります。
何と言ってもテレビ映画版はティム・カリー演じるペニーワイズが物凄い存在感を放ち、今もなお恐怖のピエロキャラNo.1に君臨している。
そんなペニーワイズを演じるのはイケメン俳優と言われるビル・スカルスガルド。
また、僕自身も当時くぎづけになった前編(少年期)をリメイクということで、これでもかというほど不安が大きかった・・・
しかし蓋を開けてみると不安を裏切られる出来であった!
ジョージーの死、子供が抱える恐怖の対象と家庭問題、ヘンリーのイジメ。
どれも過激かつより深く描写されているため、登場人物の各ストーリーに重みが増した。
また、子供たちの友情や絆が段階的に丁寧に描かれているため旧版よりもスタンド・バイ・ミーのような青春映画色が強くなった。
それもあってかヘンリー達にイジメられるルーザーズクラブの逆襲こと石投げシーンは音楽、カタルシス共に最高なシーンになり、正直感動しました。
ホラー演出こそ多少過剰気味には感じましたが、ビル・スカルスガルドのペニーワイズはティム・カリーを超えるとまではいかないものの新たなペニーワイズを十分に演じきった。
そのキャラクターに負けないほど演技力の優れた子役たちを揃えたというキャスティングの上手さにも脱帽でしたね。
上映時間2時間15分という、ホラー映画としては長いと思える時間をテンポの良さとお化け屋敷のような演出で最後まで緊張感がありダレさせない。
終盤ペニーワイズが様々な恐怖の対象に姿を変えるシーンも今だからこそ出来るシーンで良い。
何と言っても映画を観終わったあとには全てのキャラクターを愛せてしまうほど個性の描き方が上手かった。
故にラストに仲間の死を予言する言葉を放つベバリー、そしてエンドロール後の「IT CHAPTER 1」に絶望を感じられずにはいられない。
わしゃ誰にも死んでほしくないんじゃぁぁあ!(TдT)
ドラマ映画版ではがっかりだった後編。
大人になった子供たちが再度ペニーワイズと対決するという内容ですね。
現在CHAPTER 2の公開は2019年と発表されており、監督も続投とのこと。
しかし、これほどまでに愛するキャラたちを別の役者が演じるとしても
わしゃ誰にも死んでほしくないんじゃぁぁあ!(TдT)
※後編では数人餌食になります。
共通の恐怖を通じて子供たちが自分と向き合い、大人へ成長する様を描くこの映画はそんじゃそこらのホラー映画ではない!
大人が子供にタイムスリップしてしまう冒険青春片思い男子ホラーである。
近年稀に見るリメイク作品の成功例ではないでしょうか。
ハッキリ言ってもう一度見たい(●´ϖ`●)
★★★★★
CHAPTER 2の公開が待ち遠しい。
蜘蛛か?蜘蛛なのか?(ΦωΦ)
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