どーもマロでやんす(●´ϖ`●)
本日は「THE VVITCH ウィッチ」でございます。
【あらすじ】
1630年、アメリカ・ニューイングランド。
街を追い出されたキリスト教徒の一家は村外れの森の近くに移り住んでくる。
ある日娘のトマシンが赤子のサムの子守をしている最中、ふと目を離した隙きに突如姿を消してしまう。
悲しみに沈む家族だったが、両親がトマシンが魔女ではないかと疑い始めたことで疑心暗鬼に陥り・・・
監督は本作が初監督となるロバート・エガース。
本作が評価を受けリメイク版「吸血鬼ノスフェラトゥ」の監督にも抜擢されたようです。
さて本題ですが本作「ウィッチ」は森の魔女に翻弄される一家が次第に崩壊していくさまを描いたダークファンタジー。
低予算映画ながらも音楽や小道具、衣装などを通して雰囲気の作り込みに物凄く力を入れている印象。
基本的には終始静かな映画であり、前半こそスローテンポに感じられる内容ですが物語が進むに連れ徐々にその世界観に引き込まれていくグロテスクな面白さがある。
また、決して派手な演出があるわけでもなく、恐怖を感じさせられるシーンが直接的に描写されるわけでもないに関わらず、どこか深い怖さを感じてしまう。
気がつけばただ立っている羊やウサギ、木を切る父親、暴れる双子、何気ないシーンにまで全て意味があるように見えてしまうほど感覚が麻痺した。
ちなみに僕は主演のアニヤ・テイラー=ジョイを初めてみたんですが彼女は透明感があり重苦しい雰囲気の中でも浮彫って存在感のある女優でしたね。
まぁ本作では長男カレブ役のハーベイ・スクリムショウと
黒ヤギ
が物凄い演技力を見せているためそっちに持って行かれてはいますがね・・・
主人公の契約、そして束縛から解き放たれるようなラストは「パンズ・ラビリンス」のような裏表感があり、余韻が残る。
宗教色が強いが難解な作品ということでもないので比較的観賞しやすい部類。
ダークファンタジーとありますが個人的にはホラー寄りな印象でした。
恐らく何度か見直していくとまた違った見解が見えてくる作品なんでしょうね。
小細工なしの正統派魔女ホラー!良作だ!とは言いたいですが、やはり世界観が独自なため賛否が大きく分かれる作品。
雰囲気重視で肌から感じる怖さが好きな方には是非オススメな映画です (ΦωΦ)フフフ…
★★★★☆
BBAの餅つき(赤子)シーンが
頭から離れネェ!
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