邪悪な魂が宿り人々を襲う洗濯用プレス機の恐怖を描くホラー映画。
原作はスティーヴン・キング、監督は「悪魔のいけにえ」などのトビー・フーパー、主演は「エルム街の悪夢」のフレディ役でおなじみロバート・イングランド。
ここだけで見るとなんとも豪華なホラー映画ですね。


トビー・フーパー作品ということで早い段階から巨大なプレス機を使ったスプラッターで痛々しくもどこか笑える豪快なシーンを見せつけてくれる。
ストーリーもシンプルで分かりやすく、ロバート・イングランドがこれでもかというほど悪役オーラを放つ役を演じているため、予想を裏切らない展開をしていく安心設計。

その中で終始罵声を飛ばしている社長、社員を犠牲にしながら発展していく工場という図にブラック企業がはびこる現代社会を風刺したような内容になっている点も印象的。


ただ、マングラーの見せ場は序盤以降終盤まで控えめ。
マングラーに次々と捕食してほしい身からすると中盤は中だるみ気味でしょう。
しかし、唐突かつ説明不足気味なオカルト展開や登場人物で徐々に何でもありになっていき聖水バトルにまで発展していく笑撃の展開で盛り返し、最後には控えめな仕事をしていたマングラーですら

























進撃のマングラーと化す





















「エイリアン」ばりのダッシュで駆け巡るCGマングラーにはひたすら動揺を隠せなかったですね。

ラストは弟まで死んでしまった主人公の努力を水の泡にしてしまうようなフーパーらしい一癖あるバッドエンドですが、全体的にサラッとしている映画なため後引く重さがない。
かなりライトなホラー映画。


めちゃくちゃ面白いわけでもないのに要所要所に上手く見どころがあり、見るのを止められない！夜中にポテトチップス食べながら見たい映画でしょうか。
まぁ個人的にはロバート・イングランドがネチネチとプレスされるのを見れただけで結構満足であります。



★★★☆☆



今更ですがこの映画、犠牲者のほとんどが自分からプレス機に入ってるようにみえるのですが







わたくしだけでございますか？






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