どーもマロでやんす(●´ϖ`●)
本日は「エヴォリューション」でございます。
【あらすじ】
少年と女性しかいない孤島に母親と暮らす10歳のニコラ。
その島ではすべての少年が奇妙な医療行為の対象となっている。
島での日常に違和感を覚えるようになったニコラは、真夜中に出かける母親の後をつける。
そこでは母親がほかの女性たちと海辺でする「ある行為」を行なっており・・・
女性監督ルシール・アザリロヴィックが描く、ダークファンタジー。
少年と女性しか住んでいない孤島で少年達に医療行為が繰り返されるというなんともド変態映画に聞こえる映画でありますが、じめりとした暗いクトゥルフ世界が広がっている。
美しい海から始まり赤いヒトデ、少年の不安、大人への疑惑、女性達の夜の交わり、母親の背中にある魚類の吸盤、そして出産。
徐々に海の底に沈んでいくような悪夢の中にその美しさと対比するようなグロテスクな描写がいくつもある。
女性監督らしい繊細さが反映されている世界観ですが、グロテスクな表現は力を抜いていないため
食事中には見たくないものです
登場人物の台詞は少なく、本筋の説明に関しては映像でしか語られないため難解ともとれる印象でありますが、深くを掘り下げなければそれほど難解な内容でもなく理解はし易い。
ただ、その他の事細かなことに関しては劇中の様々なアイテムやヒントをもとに視聴者に解釈を求めるという作りになっているため、ハッキリとした経緯や目的が知りたい方にとっては漠然としている。
ゆえに雰囲気に重点を置いている映画ということを把握した上で観賞したほうが世界観を楽しめる。
僕はこの映画が去年から気になっていた作品なだけに何となく雰囲気重視の映画ということを理解していましたが、これを予備知識無しの初見であれば
その静かさに高確率の方が寝てしまうことでしょう
しかし、興味がある方は是非本腰を入れて最後まで観賞いただきたい。
静かさの中にグロテスクさ、グロテスクさの中に美しさ。
上手く混ざり合うと物凄く恐怖を感じるようです。
ドラマ?ミステリー?
いや間違いなくホラー映画さ (ΦωΦ)フフフ…
★★★★☆
主人公のお腹から魚のように養分をもらう2人の赤子。
主人公より先に
「ひぃぃぃっ!!」って言っちゃったよね・・・
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