どーもマロでやんす(●´ϖ`●)
本日は「THE VOID」でございます。
【あらすじ】
保安官のダニエルは深夜のパトロール中、血まみれの姿で閑散とした道路に立っている男を発見する。
ダニエルはその男を連れ人里離れた田舎の病院にたどりつくが、そこにいる患者と病院関係者は突如として「人ではない何か」に変身しようとしていた。
脱出を試みる彼らだったが、病院の外ではナイフを持った白装飾のカルト集団に包囲されてしまい・・・
謎の宗教団体、クリーチャーとの遭遇を描く自称ハイブリッドホラー。
監督は「ファーザーズ・デイ 野獣のはらわた」などのジェレミー・ギレスピー&スティーヴン・コスタンスキ。
「ファーザーズ・デイ 野獣のはらわた」は以前観賞しましたが、ハッキリ言ってとんでも設定の捻くれた世界観の作品でありました。
そんな映画を撮った監督らがまともな作品なんて撮るわきゃない!
やっぱり撮るわきゃなかった!
去年初めて「THE VOID」の予告を見た時は鳥肌モノでしたね(ΦωΦ)フフフ…
いやはや待ち遠しかった作品であります。
本作一番のウリは70年代〜80年代のホラーの影響を強く受けた作品であるということ。
映像感や小道具、登場人物など、良い意味で古臭さが漂う雰囲気の中、「遊星からの物体」ばりの触手が暴れ、「ザ・フライ」のようなクリーチャーが歩き回り、「ヘルレイザー」を思わせる魔道士と迷宮、さらには「サイレントヒル」チックなカルト教団まで乱入してくる。
物好きにはウハウハなオマージュ盛り沢山で観賞しながら食べていた冷奴が止まらなかった・・・
CGが効果的にしか使われていない点も重要。
クリーチャーから人体破壊描写までしっかり特殊メイクで作り込んでいるため、ドロドロとした生体感ある質感が生々しく心地良い。
後半のMVチックなビジュアル面に関しても大満足でしたね。
しかし、そちらに力が入りすぎていたためか、視聴者を置いてけぼりにする強引な内容とテンポの悪さが浮き彫りになり、映画としては少々残念気味な出来になってしまっている。
映像作品のような立ち位置で鑑賞したほうが楽しめるのではないでしょうか。
カーペンターホラーなどが好きな方には是非オススメしたい1本。
もう少し予算があればどうだっただろう?と考えさせられますねー(;´Д`A
★★★★☆
この雰囲気のまま
続編よ来たれ!!!
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