前作は監督がトビー・フーパー、脚本はスピルバーグという異種格闘技戦を堪能させてくれましたが今作からどちらも別の方にチェンジした関係か別作品とも言える映画に仕上がっております。


大きな本筋は繋がっていますが一家の長女役のドミニク・ダンさんが亡くなってしまったため長女はいなかった設定になっているのがなんとも切ないですね。


今作では前作のようなファンタジック感は薄れホラー色が強く前に出ています。
とはいえおばあちゃんが亡くなったのを悲しむお母さんの上からカラフルな花びらが散るという演出はなんともPOPですが・・・


好みにもよりますが1作目がファンタジックだっため失敗だったという方は2のほうが十分楽しめるのではないでしょうか。
エルム街のような金属ニョキニョキで壁に貼り付けやイモムシ酒、ブロブのような嘔吐物、襲い掛かってくるチェーンソー、そしてクリーチャー。


なんたってこのクリーチャーデザインが


























H・R・ギーガー大先生



















っていうからにはこのクリーチャーを拝見するだけでも価値があるわけですよ。


ただ、断片的に見ると凄く良い作品なのですが全体を通してのテンポが非常に悪いのです。
そして後付の設定が活かせていないばかりか説明不足なシーンが多々あるためいまいち現状を摑みづらい。


個人的には1作目のファンタジックな世界観の中でたまに見せるトビー・フーパーのB級ホラー演出が好みだったのですがね・・・
せっかくの続編なのに話に深みがないため映像で押し切ったように見えてしまう点が残念でした。




なんだかんだで十分楽しめたんですけどねw
※クリーチャー登場時はテレビにかじりついていました。




★★★☆☆





今作でも活躍できない弟。








そのヘルメットとバットはいつ使うんだい？





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