新年明けましておめでとうございます。
マロでやんす(●´ϖ`●)
今年初映画は「キョンシー」でいかせていただきます。
【あらすじ】
霊幻道士の俳優として名を馳せた1人の役者、今は落ちぶれて妻子と離れ絶望していた彼は死に場所を求めて、幽霊が現れるという噂のある団地の2442号室に入る。
しかし自殺の最中に悪霊に取り憑かれた彼は、この団地に住む道士に命を助けられる。
その頃旦那を事故で亡くした老婆は死人の蘇生という禁断の呪術を試みており・・・
新年・・・おめでたいですね。
僕の中でおめでたいこのキョンシーもおめでたい映画なんです。
世の女の子が大人になった時。
赤飯を炊くのではなく、キョンシーを観せるのですよ。
何が言いたいかよくわからないので置いときますが、この「キョンシー」。
霊幻道士のリブートととしてジュノ・マック監督&清水崇プロデューサーというコンビの作品であります。
霊幻道士というとコメディホラーとして大人から子供まで楽しめる映画でしたが、今作ではコメディ部分を一切なくし、大人向けなダークホラーに生まれ変わりました。
故に旧霊幻道士を期待して観ると残念と思う人もいるでしょう。
ならばファンは観るべきではないのか?
いえいえお待ち下さい
ある意味コアなファン向け作品というデスメタルなんです。
霊幻道士といえばあの耳に残る主題歌がありますね。
「鬼新娘」という曲なんですが、冒頭からその曲のアレンジバージョンを流されて心奪われます。
そして主人公のチン・シュウホウ。
これだけでも意外と満足なんですが、やっぱり嬉しいアンソニー・チェン。
道士姿が久しぶりに見れて涙でしたよ。
更にキョンシー役は霊幻3のリチャード・ン。
更に更に脇役を固めるチョン・ファやビリーラウ。
霊幻道士という土台に盛りつけられた贅沢な
海鮮丼!
ただもったいないのが複雑なストーリーと説明不足。
オチも嫌いではないですがチン・シュウホウがどんだけ霊幻道士に取り憑かれているんだ?
っとただただ心配。
しかしホラーの部分は丁寧に作られており、音で驚かす演出はせず会話や雰囲気などから徐々に怖さが増していくような点は何とも日本的。
双子の霊の演出は清水崇が関わっているせいかバリバリの呪怨なのですが物語のイメージを壊さない程度なので上手くマッチしているのではないでしょうか。
あの墨壺もポイントですね。
最後に影の主役であるムイ役を演じたパウ・ヘイチンさん。
彼女の演技が涙を誘い狂気を誘い恐怖を演出するのです。
この人がいなければ当時のキョンシーのイメージは拭えず、怖いと感じなかったでしょう。
霊幻道士をしっかり観て、役者を覚えていなければ評価は半減するかと思いますがキョンシーは本当は怖い存在だということを再認識させてくれる素晴らしい映画だと思います。
いやー子供の時にこのキョンシーだったらトラウマよ
★★★☆☆
ストーリー30%・キャスト50%・・・
残りの20%は
ラム・チェンインとリッキー・ホイが出演できてたらという無念!
※写真ではちょっぴり出てきます。
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