どーもマロでやんす(●´ϖ`●)
福岡は今年初の大雪で積もり積もっております。
今では子供が外で遊ぶ姿もめっきり見なくなりました。
恐るべし任天堂!
※全てが任天堂とは限りません
まぁさておき、本日は「ホーンズ 容疑者と告白の角」でございます。
【あらすじ】
恋人を殺害された上にその容疑者となったイグ。
絶望に満ちた日々を送っていたある日、目覚めると彼の額から角が生え出す。
しかし、その角には誰であろうと真実を語らせてしまう不思議な能力があることに気付いたイグは真犯人を探すために調査を開始するが・・・
主役イグはハリーポッターがまだまだ抜けないダニエル・ラドクリフ。
監督はキチガイスプラッターならアジャにおまかせ!でお馴染みのアレクサンドル・アジャ
正直この監督がサスペンスを撮るというのは期待でもあり不安でもありました。
だが健在だ!
恋人殺害の犯人を探すという一見真面目そうなストーリーですが前半はアジャ節炸裂のお下品コメディ。
設定を活かしてみんな言いたい放題なのです。
実際人間が一番深くに隠しているのは性癖で間違いないと思いますのである意味で凄くリアルな描写にも見えて思わず笑えてしまう。
最近ではホラー映画に出たり殺人犯なんかにも挑戦していたラドクリフ。
極力清純派キャラを演じていた彼がドギツイ下ネタと絡む姿がまた面白いところ。
人間の闇を表現しつつ音楽で楽しませてくれる何ともロックでカッコイイ映画に仕上がっています。
しかし、サスペンスとしての終着点は非常にあっさり&ストレート。
サスペンスが目的で鑑賞をするとあまりにも呆気なく判明する犯人・動機にがっかりです。
どちらかといえば後半の展開はダークヒーロー物なんですよ。
悪魔の力で悪を裁く。
それゴーストライダーだろうが
そういう目で鑑賞するようにスイッチを入れ替えたせいか彼女の手紙もそんなに感動がなく、ただただ
すげぇ複雑なモールス信号だわ・・・
で頭がいっぱいでした。
原作はスティーヴン・キングの息子ジョー・ヒルの長編小説。
原作も様々なジャンルが混ざったミックス物のようですが、よく映像化したなと。
プラスして監督の色をぶち込んでくるという変態さ。凄いな。
結論、サスペンス→コメディ→スタンド・バイ・ミー→ゴーストライダー=ラブ&ファンタジー作品。
ただ、サスペンスとしてのネタバレが凄く薄味だったり、日本公開版でゴアシーンのカットやぼかしという悪質な編集シーンのせいでアジャの良さが半減させられている点が大きくマイナスです。
フルチンであるからこそ、CGを使用しないホラー愛溢れるぶっ飛ばしシーンがあるからこそ、より人間の性癖や犯人の狂気が増すのです。
その点を踏まえて
★★☆☆☆
とさせていただきます。
強く無修正版をオススメしたい作品です。
ラストに翼が生えるラドクリフ。
そんな彼は間違いなく
X-MENでした
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