どーもマロでやんす(●´ϖ`●)
本日は「永遠のこどもたち」でございます
【あらすじ】
孤児院で育ったラウラは、障害を持つ子供のためのホームにしたいとその孤児院を買い取り、夫と7歳の息子シモンと移り住む。
間もなくシモンは、屋敷の中で空想上の友達を作って遊び始めた。
そんな息子を見て不安が募っていく中、ホームのオープンを控えた日にシモンがこつ然と姿を消してしまう。
行方不明のまま半年が過ぎたころ、彼女は屋敷に人の気配を感じるようになり・・・
ギレルモ・デル・トロが制作として参加した本作。
スペイン産のホラーらしい美しくも暗い、そしてゴシックな雰囲気。
デルトロが関わるとファンタジーの要素、ラストの二面性が強く出ますね。
毎度の好き嫌いがハッキリと分かれる映画ではあるかと思います。
様々な謎を残しつつも展開されるサスペンス。
失踪した我が子を探す母親を描きながら軽いゴアであったりホラーお決まりの霊媒師を登場させたりとベタな演出もあるがどれも品がある。
そしてその落ち着いた雰囲気の中にゾワゾワと、内面から怖いと思わせる見せ方がある。
近い映画でインシディアスがあるが重たい空気感のあるこちらのほうが僕は素直に怖いと思えました。
徐々に回収されていく伏線。
何気ないシーンやセリフ、それらが繋がっていき待つのは「切なさ」。
息子を死に追いやってしまった母の悲痛の叫び、愛するが故の自決。
母親の愛だけではなく、死後の世界が現実世界と隣り合わせであるということ、死者は忘れられることで光を失ってしまうというデビルズ・バックボーンを思い出させるような要素も強く出ています。
無駄なシーンもない非常に完成度の高い映画だと思いますがラストだけで見ると、どうしてもパンズラビリンスと比較してしまうためか衝撃度は低め。
ピーターパンの話とリンクする点も良いがちょっと強引さを感じてしまったし、本家ピーターパンの夢を奪ってしまったような感じは少々いただけませんでした。
子供たちを照らす灯台のような存在になったラウラでしたが、落ち着いて考えると霊の子供たちの思う壺。
初見は切ないが時間が経つとただ
怖い
★★★★☆
母親の指をドアで挟みつける子どもも
怖い
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