どーもマロでやんす(●´ϖ`●)
本日は「魔界転生」でございます。
【あらすじ】
寛永の時代のある夜、島原の乱で殉死したはずの天草四郎が魔界の力で再び命を取り戻した。
彼は自分と同じように 不本意な死に追いやられた人々を魔界衆に引き入れ、時の将軍家綱に復讐を開始する。
魔界衆存在を知った柳生十兵衛は、その強大な力に太刀打ちするため刀匠村正に妖刀を依頼するが・・・
沢田研二がイケイケだった頃の映画です。
もちろん現在の沢田研二を知ってますが、絶頂期だった頃の彼を知らない僕としては正直あまり魅力を感じることすらなかったワケなのです。
ヒルコ 妖怪ハンターの時なんてなおさらね。
ただこの映画でやっと分かった気がする。
なんなんだこの色気は・・・(変態ではない)
天草四郎を演じる沢田研二の中性的な色気や独特の妖しさ、観終わった後には魔界の方にしか見えなくなってしまいましたw
結局天草四郎と細川ガラシャのインパクトの強さに前半はずっとやられっぱなしだった。
もちろん魔界衆の面々も非常に濃く、緒形拳や真田広之らが若さで駆けまわる姿が鑑賞できます。
そしてそのメンツに全く引けをとらない千葉真一演じる柳生十兵衛。
そんな男臭い熱血侍と中性的な魔界キリシタンとの戦いを描く作品なのです
っというくらいストレートかつ分かりやすい内容も良かった。
少年漫画のような展開の中にCGでは表現できない迫力のシーンの数々。
冒頭の死体の山のおどろおどろしさ、殺陣、そしてクライマックスの炎上シーン。
キスシーンや目の演出、さらには髪の毛を振り回したりと美術・演出共に素晴らしい。
そしてその中にあるエロス。
あぁこれはまさに
まさに大人のエンターテイメント
ラストは一番いいところで終わる完全な少年漫画。
最近「カルト」でこの演出をされたばかりだったが見せ方はこちらのほうが断然上。
この作品は是非劇場で観てみたかった・・・
本当にいい、ヒーローも・・・・映画でした(●´ϖ`●)
★★★★★
いやぁ千葉真一がカッコよかった。
なんか今のヒーロー物に足りないのはこの熱さなんでしょう。
是非ジュウオウジャーに
千葉真一を!
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