どーもマロでやんす(●´ϖ`●)
本日は「メキシコ・オブ・デス」でございます。
【あらすじ】
「いけにえの祭壇」若者の失踪事件を追う記者。彼が見た衝撃のメキシコの実態は恐ろしいものだった・・・
「ハラル・デ・ベリオ」傷ついた犯罪者二人が迷い込んだのは館。しかしその館には淫乱な魔女の棲んでおり・・・
「排出」姉の膣から12時間以内に経血を取ってこいと悪魔にささやかれた少女。悪魔に言われるまま行動に出るが・・・
その他5作品を収録。
「ABC・オブ・デス」「V/H/Sシンドローム」などのホラーオムニバス。
本作は上記に続くホラーオムニバスのメキシコ版となります。
メキシコ版というだけに全8作品ともに独特の空気・世界観、そしてメキシコの都市伝説などを踏まえて構築されているためかなりクセのある作品揃い。
「いけにえの祭壇」
妙にリアリティのある話のため、メキシコは怖い場所だという認識を強く植え付けられる。
ラストはインパクト大でつかみはOK。しかし見せ場はラストのみ。
「ハラル・デ・ベリオ」
恐らく本作で一番の出来。
館、エロ、魔女、間違いなく美味しい要素を全くもって壊すことなく、ラストまでブレない良作。
真っ昼間のメキシコの館というのがまた良い味を出してます。
「排出」
こちらも悪魔やエロ要素を出している作品。
悪魔の登場シーンは中々良い出来で不気味。
ただ途中までの出来は良いもののラストの意味が理解不能。
僕の理解力が乏しいのかメキシコ人には分かる恐怖感なのか・・・
考えても無駄なタイプなやつなんだろうなぁ・・・
「ささいなもの」
大概にしなさい!又はいい加減にしなさい!
僕は2回観ました。
そういうことです
「大切なものは中身」
本作中一番攻めている作品。
子供が犠牲になるタイプの映画が苦手な方には絶対に勧められない禁断物。
特に深い内容があるわけではないですが、女の子の演技が無駄に怖い。
「人形」
メキシコに存在する人形島の裏側を描いた作品。
全編モノクロで描き、通常のホラーであれば後半に置かれる展開から始まります。
物語の冒頭までに何があったかを想像させやすいよう丁寧に作られている印象。
朽ちた人形は頭に残る。
「7回の7倍までも」
復讐相手を呪術で何度も生き返らせ、何度も殺すというTHEメキシカンなお話。
生き返らせる度に復讐相手がお礼を言うので主人公は3度目ぐらいで
やる気失せるんじゃないの?
「死者の日」
最後の作品はレイプリベンジもの。
「ハラル・デ・ベリオ」とは方向性が全く違いますが同じく出来の良い作品。
短い映像の中で無駄がなくテンポが良い、そして女性の見せ方がカッコイイ。
この作品で締めなければ「ささいなもの」が二度と頭から離れなかったであろう。
とりあえず終わり良ければ全て良し的な流れとなりました。
っとまぁ良い作品もありましたが、V/H/Sシリーズ内にあるような稀に見る素晴らしい作品には出会えませんでした。
何よりも全体的に分かりづらい。
僕だけかもしれませんがオムニバス作品は結構疲れます。
★★☆☆☆
おむつを履く精霊の小粋なダンス。
「ささいなもの」を撮った監督を
僕は絶対許さない
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