どーもマロでやんす(●´ϖ`●)
本日は「地獄」でございます。
【あらすじ】
18歳の少女リカは、公園で出会った老婆によって地獄へ連れて行かれる。
地獄でリカが見たものは現世で大罪を犯した亡者たちが閻魔大王の裁きによって地獄の責めを受ける阿鼻叫喚の修羅場。
そこには連続幼女誘拐殺害事件の犯人や宇宙真理教の教祖などの姿もあり・・・
連続幼女誘拐殺害事件、オウム事件、毒入りカレー事件のあの方達を地獄で裁くというとんでも映画でございます。
とは言っても連続幼女誘拐殺害事件、毒入りカレー事件はおまけ程度で、実際にはオウム事件が全般を占める内容。
事件発生までの内部をリアルに描き、コレでもかというほどに安いスプラッターでお仕置きをするという分かりやすさ。
まぁ内容が内容なだけに地獄での裁きはかなり重要なはず。
しかし、いざシーンが始まると少々生ぬるい。
オウム信者も地獄でもっと絶望してほしいところなのに・・・
鬼と閻魔大王にひた謝り
事件を濃く描いているだけに犯人の最後があっさりだとやはり割に合わない。
タイトル負け感が否めませんでしたね。
っと油断していたところに
丹波哲郎!
地獄の門番たちを斬って斬って斬りまくる。
「忘八武士道」の明日死能というキャラクターのようで、恐らくファンサービス的演出でしょう。
そんなことを知らない僕はポカーンですよ。
何が起こっているのか理解ができなかった。
しかし地獄の門番達の首が吹っ飛ぶのを見て
この映画が「地獄」だということをやっと理解しました
ここからラストに向かうわけですが、ラストが何よりも衝撃的だった。
素っ裸の女性信者が太陽を拝みながら立ったり座ったり。
主人公や閻魔大王の言葉の節々から感じる監督のメッセージから察するに、現信者に向けて発信していた描写でしょうが、閻魔大王が言っていた「目には目を。歯には歯を。」はまさにコレだった。
宗教には宗教を
ここまでオウム事件にスポットとテーマを当てるのであれば、連続幼女誘拐殺害事件の話はいらなかったんじゃないだろうか。
まぁ色んな意味で一度は鑑賞をオススメする怪作でしょう。
★★☆☆☆
もう一度この作品を最初から観る。
僕にとっては
それもまた地獄
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