どーもマロでやんす(●´ϖ`●)
本日は「触手」でございます。
【あらすじ】
夫との冷え切った関係に悩んでいた妻のアレハンドラ。
夫のアンヘルは密かにアレハンドラの弟のファビアンと肉体関係を結んでいた。
そんな中、ファビアンの勤務する病院に、ヴェロニカという不思議な女性が傷の治療にやってきた。
互いの性の悩みを打ち明け合うほどの親友になった彼らであったが、ある日、ヴェロニカはファビアンを森の奥に佇む薄暗い屋敷へと案内する・・・
「エリ」のアマト・エスカランテ監督が描くSFエロティック・ホラー!
とは言ったものの・・・
ホラーかと言われればなんとも・・・
SFか言われればうーん・・・
クリーチャー物でもない・・・
なんならエロティックかと言われても中途半端。
じゃあなんなんだってことですよね?
これはもう完全に
社会派人間ドラマ一択でしょう!
エロ・触手・クリーチャー見たさの方には退屈なドラマが淡々と流れるだけの映画でしょうが、社会派人間ドラマとして見ると個人的には嫌いな作品ではない。
夫からのDVや同性間での浮気、昏睡状態の弟、育児、追い詰められていく主人公が『快楽』を与えてくれるクリーチャーに縋っていく姿やその『快楽』から逃れることのできないヴェロニカがまるで麻薬に溺れていく人間かのように描かれる。
そして、暴力には暴力をと言わんばかりに生物界の上位に君臨する手打ちそばのようなクリーチャーの力を借りて天誅するというなんともメキシコ社会を思わせるラストでした。
ちなみに、あくまで母の愛 > 快楽とも見える終わり方をしましたが、どうでしょう?
また自分を保てなくなったときに手打ちそばに縋ってしまうことはないでしょうか。
決して強い主人公なわけでもありません。
気がつけばあの手打ちそばのところにふと戻ってしまっているかもしれません。
麻薬って怖いですね(;´Д`)ハァハァ
そんな映画です。
とりあえずオススメはしません。
睡眠導入に利用してください。
★★☆☆☆
クリーチャーのCGは中々の出来だった。
お前大暴れしろよ!(心の声)
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